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池井戸潤『最終退行』

TBSの人気ドラマ『半沢直樹』がとうとう最終回を迎えてしまいました(多分、皆が予想するように何らかの形で続編があるとは思うけど)。

テレビが無いので最終回は見られませんでしたが、聞くところによれば、ほぼ原作通りの結末(大和田常務に一矢報いますが、しかし半沢は子会社出向)だったようですね。

それは良いのですが、先日、出張先から愛妻の待つハート庵に戻る新幹線の車中で、『半沢』の原作者の池井戸潤氏の『最終退行』(小学館文庫)を読みました。

やはり銀行を舞台にしており、上司や上層部の不正を暴くという『半沢直樹』に通じるストーリーを軸に、東京湾に沈む旧日本軍の財宝を探すという話も絡んで、冒険小説やピカレスクの趣もある作品となっています。

主人公は、中小企業が集積する地域の銀行支店の副支店長ですが、半沢と同じように、上司の失敗の責任をとらされて出向させられそうになります。状況だけでなく、人物そのものが半沢を彷彿させる感じです(物語の出だしはそうでも無かったけど、途中からだんだんと半沢化)。

ワタクシは脳内で、堺雅人さんにこの副支店長を演じさせてみましたが、違和感がありませんでした。要するに、途中で半沢物を読んでいるような気になってしまったYo!

ただ、この主人公の奥さんが典型的な悪妻であるところが、半沢と違うところでした(『半沢』の原作はテレビのような良妻ではないらしいけど。でも『ロスジェネの逆襲』には半沢花は出てこないな)。しかも、最後にこの悪妻がらみで、どんでん返しもあります(ちょっと胸のすくような)。

それにしても、池井戸氏の作品を読むと、「銀行ってそんなに大変なところなのか!」と思いますが、本当のところどうなんでしょう?世間知らずの経済学部教授(笑)としては、とても気になります。

いずれにせよ、「さっき東京を出たのにもう新大阪か。あれ?名古屋止まったっけ?」という言葉で、この作品に対するワタクシの評価に代えたいと思います。
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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