FC2ブログ

路傍の産業遺産

11月22日は「いい夫婦の日」でした。うっかりしていました。まあ、ワタクシと愛妻は、毎日が「いい夫婦の日」ですから、今更です。それに単なる語呂合わせですからね。

さて、今日はまず写真を一枚ご覧いただきましょう。

これ何1_convert_20131123200205

住宅が建ち並ぶ一角の畑の中にコンクリート製とおぼしき構造物が写っています(矢印の真下ね)。場所は、北九州市八幡西区の野面(のぶ)というところ。

井戸のようにも見えますが、さて、これは一体何でしょう?

もう少し近寄ってみますと・・・。

これ何2_convert_20131123200220

おやおや下層部は煉瓦造りですね。

角度を変えてもう一枚。

これ何3_convert_20131123200233

他に関係のありそうな構造物があれば、想像力を働かせることもできますが、この周囲には謎の構造物はこれだけ。

実際、もう少し周囲も入るように撮影してみますと、こんな感じ(1枚目の写真の反対側から撮っています)。

これ何4_convert_20131123205302

さて、解答です。実は、この構造物は、蒸気機関車用の給水塔の基礎でした。ここには、鞍手軽便鉄道(1915~1954年)の終点・野面駅がありました。なお、背後の家々は、駅構内の跡地に建っています。

もちろん、今は、この土地は鉄道とはまったく無縁になりましたし、この周囲には鉄道があったことを示すようなものは何も残っていません。逆に、この給水塔の遺構のみが、ここに鉄道があったことを示しています(少し離れたところに北九州市教育委員会による案内版があります)。

ちなみに、鞍手軽便鉄道は、当時この地にあった木屋瀬炭鉱の石炭輸送目的で建設された鉄道でした。今は無き国鉄香月線の終点・香月駅からこの野面まで3.8kmの小さな鉄道でした。旅客営業もしていました。

駅跡の周囲は、今は静かな集落ですが、炭鉱の全盛期には、「木屋瀬銀座」と呼ばれるほどの賑わいであったそうです。歩いてみますと、そのギャップに心を揺さぶられます。

と言うわけで、皆さんの周囲にも、思わぬ歴史を秘めた構造物が隠れているかも知れませんよ。
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

プロフィールなど

Author:プリティラヴ博士(DPL)
くちびる4_convert_20091214215454
--------
いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
--------
DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

--------
DPLへのメールは,ここ(←メールフォーム)から出してね!


P1020343_convert_20090925225456.jpg

DSCF4284_convert_20100217093716.jpg

一日一回,下のバナーを押して下さいますと,DPLはとても喜びます.

カテゴリ
カテゴリごとのインデックスを頭に付けましたので活用してね!
最新記事
全記事の一覧

全ての記事を表示する

リンク
このブログをリンクに追加する
FC2カウンター
カレンダー(見たい日付をクリック)
<< 08
2021
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: