回転する道標
愛妻とピーチパインを食べた話を書こうと思ったけど、最近話題が偏っているような気もするので、久しぶりに旧街道の道標の話題(そんなに「久しぶり」でもないかな?)。
「右 十三越道」とあります。ちなみに「十三」は、阪急十三駅のある大阪市東淀川区の十三ではなくて、生駒山系の峠の一つ「十三峠」のこと。
この面の右隣の面は「左 大阪道」となっています(下の写真。ちょっと判りにくいかな?)。
さらに、左隣の面は「すぐ 八尾みち」となっています(ここだけ、なぜ漢字でなくて「みち」なんだろう?)。
前にも書きましたが、道標で「すぐ」とある場合は、「近く」という意味ではなく「直進」の意味です。
また、裏面は「享和三年亥十一月世話人木綿屋五兵工/鍋屋伊兵工」とあります(実はこの面は、武藤善一郎『大阪の街道と道標(改訂版)』(サンライズ出版、1999年)で後で確認)。
ところで、「右 十三越道」とありますが、この面の正面に立って、右を見ても分岐する道はありません。また、「左 大阪道」の面の左手は、八尾方面です。さらにさらに「すぐ 八尾みち」の面の先は、T字路の突き当たりです。
と言うことは、元の位置から回転しているのですねえ(移動もしているかも知れない。まあ珍しいことではないけど)。右に90度程度回転していると考えれば辻褄があうかな。
ちなみに、こんな感じで立っています(わかると思うけど、念のため書けば、電柱の右側)。
まっすぐの道は、旧「河内街道」で八尾に至ります。右折する道は旧「俊徳街道」。旧「俊徳街道」をこのまま進みますと、一旦、近畿自動車道と中央環状線に分断されますが、その続きは、近大の記念会館とクラブセンターに挟まれた通りになります。
なお、旧「河内街道」は、この地点からしばらくは旧「十三越街道」との重複区間になります。あと、「俊徳街道」と「十三越街道」は一体のものとして認識されているようなところもあります。
いずれにせよ、現代では、何ら気に留めることなく通り過ぎてしまいそうな平凡なT字路が、昔はジャンクションだったということ(実は、ここを通るのは二度目なんですが、一度目は道標に気がつかなかったよ)。こういうのって、ワタクシ的には面白いと思うんだなあ。
「右 十三越道」とあります。ちなみに「十三」は、阪急十三駅のある大阪市東淀川区の十三ではなくて、生駒山系の峠の一つ「十三峠」のこと。
この面の右隣の面は「左 大阪道」となっています(下の写真。ちょっと判りにくいかな?)。
さらに、左隣の面は「すぐ 八尾みち」となっています(ここだけ、なぜ漢字でなくて「みち」なんだろう?)。
前にも書きましたが、道標で「すぐ」とある場合は、「近く」という意味ではなく「直進」の意味です。
また、裏面は「享和三年亥十一月世話人木綿屋五兵工/鍋屋伊兵工」とあります(実はこの面は、武藤善一郎『大阪の街道と道標(改訂版)』(サンライズ出版、1999年)で後で確認)。
ところで、「右 十三越道」とありますが、この面の正面に立って、右を見ても分岐する道はありません。また、「左 大阪道」の面の左手は、八尾方面です。さらにさらに「すぐ 八尾みち」の面の先は、T字路の突き当たりです。
と言うことは、元の位置から回転しているのですねえ(移動もしているかも知れない。まあ珍しいことではないけど)。右に90度程度回転していると考えれば辻褄があうかな。
ちなみに、こんな感じで立っています(わかると思うけど、念のため書けば、電柱の右側)。
まっすぐの道は、旧「河内街道」で八尾に至ります。右折する道は旧「俊徳街道」。旧「俊徳街道」をこのまま進みますと、一旦、近畿自動車道と中央環状線に分断されますが、その続きは、近大の記念会館とクラブセンターに挟まれた通りになります。
なお、旧「河内街道」は、この地点からしばらくは旧「十三越街道」との重複区間になります。あと、「俊徳街道」と「十三越街道」は一体のものとして認識されているようなところもあります。
いずれにせよ、現代では、何ら気に留めることなく通り過ぎてしまいそうな平凡なT字路が、昔はジャンクションだったということ(実は、ここを通るのは二度目なんですが、一度目は道標に気がつかなかったよ)。こういうのって、ワタクシ的には面白いと思うんだなあ。
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