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某所で『資本論』が話題になっているけど・・・

我が職場で局所的に(と言うかhoskw先生のツイッターで)『資本論』が話題になっていますね。

hoskw先生のAskに来た「先生は『資本論』を読まれたことはありますか?また、一般にどの訳がもっとも読みやすいとされているのでしょうか?」とは、いまどきなかなかの質問です。真摯に回答されようとしているhoskw先生は流石です(そのために図書館まで足を運んだのですか?)。

それに、「もし一人で読むのがしんどいと思う場合は、私も読みたいので週一回くらい勉強会してもいいですよ」というhoskw先生の温かいお言葉は、もう大学教師の鑑としか言いようがありません(お世辞じゃないよ)。

それにしても、hoskw先生のツイッターの読者層の質の高さが察せられます。「学生さんかな?」と思いましたが、e8money先生のツイッターを見ますと、「(hoskw先生のAskで)真面目な質問してるの全部わたし(e8money)です」(カッコ内は引用者が補いました)とあります(本当なんですか?)。

hoskw先生は、『資本論』の邦訳は岩波文庫版(向坂逸郎訳)の第1分冊しか読んでいないとおっしゃっていますが、実は、ワタクシもそうです。まさに向坂訳の第1分冊です。ですから「第1巻」も読んでないことになるんだよねえ(それなのに愛妻相手に食卓でマルクスを語るボクって・・・)。

農学部の1年生のときに、「大学生ならマルクスを読まないといけないだろう」という単純な理由で読み始めましたが、第1分冊は確かに読了しましたが、第2分冊は読了したかどうかさえ定かではない(記憶にない)のであります。それから、薄い薄い『賃労働と資本』は読みました。

第2分冊までは確かに買っていますが、第3分冊以降は入手すらしなかったと思います。代わり(?)にサミュエルソンの教科書を買い、「ボクは近経」宣言をしました(「近経」なんて今は死語か?)。

とにかく、「マルクスはなかなか面白い文章を書く人だ」くらいの感想・・・。もちろん、マルクス主義にはかぶれませんでした(かぶれるほど読んでいない・・・)。しかし、あの巧みなレトリックに、魅了されてしまう人が存在することも理解できないわけではありません。

今思い出しましたが、ドイツ語の講読で、マルクスじゃないけど、エンゲルスの『フランスとドイツにおける農民問題』は読んだなあ。しかし、内容は全然覚えていない。覚えているのは、担当の先生に「河川の左岸というのは、どちら側から見て左なのか?」と言った質問をされて、答えた記憶だけ(なんでそんな質問をされたのだろう?)。

まあ、当時の院試では、第二外国語も出題されたので、その対策上、ドイツ語の講読をとっただけなんです(汗)。しかし、受講生がわずか三人ぐらいだったような記憶があるなあ。

教養の経済学の授業の担当者もマルクス経済学者だったなあ。正直、自分を「教育労働者」と言う人で、ちょっと白けましたし、「詰まらないなあ」と思いました。「マル経の勉強はやめよう」と思ったきっかけになった授業でした(教師の影響力って怖いね)。

まあ、しかし、今でもマルクスのことは正直、多少気になります。ワタクシの研究室の書架には、森嶋通夫&カテフォレス『価値・搾取・成長』、森嶋通夫『マルクスの経済学』、塩沢由典『マルクスの遺産』etc.、さらに今村仁司ほかによる『資本論』の新訳なども並んでいるのでした。

農学研究科の院生のときも、経済学部の原論の授業に潜りこんで、「マル経を再勉強しよう」と思ったこともありますが、朝一から2コマぶっ続け+人多過ぎで、体調が芳しくなくなるので止めました(これは教員のせいではない。研究上の必要があってではなく「趣味」で受講したということもあります)。

森嶋や置塩に代表される数理マルクス経済学は、今でも「そのうち(いつだ?)、きちんと勉強したい」と思っているのですが・・・。
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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