FC2ブログ

八木牧夫『五街道ウォークのすすめ』

ずいぶん前に、タイトルに魅かれて購入していた電子書籍です。

写真_convert_20150318181603

ダウンロードしたことを忘れていたのですが、最近、キンドルの中のアイテム一覧を見ていて、思い出し、読み始めました(小さい書物ですので直ちに読了)。

著者は、『ちゃんと歩ける中山道六十九次』「ちゃんと歩ける東海道五十三次』(いずれも、山と渓谷社)などの街道歩きのための詳細な地図を作成されたことで知られています。

本書は、タイトルの通り、五街道(東海道、中山道、甲州道中、日光道中、奥州道中)を歩くためのガイドブックなのですが、構成が少々変わっています。

もともと、著者は、不摂生な生活から生活習慣病のオンパレード状態になり、「運動」の大切さに目覚め、健康のためにウォーキングを始められたそうです。そして、そのフィールドが五街道でした。そのためか、五街道入門というよりもウォーキング入門としての色彩が強く、32%のところで、ようやく五街道の話になります。

最初読んでいて、なかなか五街道の話が出て来ないので、「本の選択を間違えたかなあ~」と思ってしまいました。

要するに、ウォーキング入門的な話が主で、五街道の話は従(ウォーキングのフィールドの一つの例)という印象を与えるような構成になっています(あくまでもワタクシの感想)。

とは言え、本書の三分の一ぐらいのところでようやく登場する五街道についての歴史的な説明も、よくまとまっていると思います。また、いつくかの脇街道への言及もあり、読んで面白いと思います。

それにしても、ウォーキング入門のところの記述は力が入っています。非常に具体的かつ実践的で、正しい歩き方、シューズの選び方はもちろん、服装や小物についても微に入り細に入り非常に具体的に言及されています。また、雨対策、疾病対策、安全対策などへの注意喚起も忘れていません。

本書の通りに準備をすれば、超長距離歩行を伴う五街道ウォークで失敗するリスクを軽減できると思います(その意味で非常に実践的な本です)。もちろん、実際のウォークでは、先に挙げました著者による詳細な地図の携行を忘れてはいけません。

ワタクシ自身は、せいぜい、一日10~20km程度しか歩きませんし、良い季節限定(もちろん、炎天下や雨天下では歩かない)のヘタレ街道歩行者ですので、正直言いますと、著者の言うような装備の必要性を感じて来ませんでした。

さらに、「少しでも危険が伴うような峠道は歩かない」と言うこともあります(学生時代は道なき道を歩いたりもしたけど、今は愛妻を心配させるわけにはいきません)。

ワタクシが、「これから街道歩きを始めよう」と思って本書を読んだとするならば、「街道歩きは面倒臭そうだな」と尻込みしてしまったかも知れません。実際、「全線踏破はボクには無理だなあ~。これからもつまみ食いだ」と思ってしまいました。

とは言え、これから街道歩きに正しくチャレンジされる人には、かなり役立つ本であることは間違いありません。特に、各街道の全線踏破を狙っている人は、素直に著者のアドバイスに従うべきでしょう。
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

プロフィールなど

Author:プリティラヴ博士(DPL)
くちびる4_convert_20091214215454
--------
いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
--------
DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

--------
DPLへのメールは,ここ(←メールフォーム)から出してね!


P1020343_convert_20090925225456.jpg

DSCF4284_convert_20100217093716.jpg

一日一回,下のバナーを押して下さいますと,DPLはとても喜びます.

カテゴリ
カテゴリごとのインデックスを頭に付けましたので活用してね!
最新記事
全記事の一覧

全ての記事を表示する

リンク
このブログをリンクに追加する
FC2カウンター
カレンダー(見たい日付をクリック)
<< 07
2021
>>
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: