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来年度のゼミ生が確定しました

勤務校で、来年度のゼミ生の選考が進んでいますが、ボクのゼミも何とか二次選考までのところでメンバーが確定しました。

今年は結局24人採ることに決めたのですが(本当は10人前後が良いんだけどね)、「統計をしっかりやるぞ~」と要項で脅したので(このブログでも「統計オタクになろうぜ」と書きましたね)、「今年は激減だろう」と見込んでいたのですが、例年並みの応募者がいました。有り難いことです。

と言うわけで、「教科書をそろそろ決めないとなあ~」と思うのですが、以下のような教科書はどうかなあ。

教科書_convert_20151115144143

写真の中の手前の本は、巷で大変評判の良い最近出たばかりの計量経済学の教科書。その後ろは、フリーの計量経済分析ソフトであるgretlを使用した計量経済学の入門書。どちらも良い教科書だよね(ちなみに、前者の著者は労働経済学者、後者の著者は人口経済学者です)。

ボクはgretlが好きなので、どちらを教科書にするにしても、gretlで実際に学生さんに分析を試みて貰う予定にしています(それに、ソフトはフリーじゃないと、卒業後も同じ環境で分析出来ないからねえ)。

gretlの公式サイトはこちらです。
http://gretl.sourceforge.net/

それにしても、gretl小僧のボクは、「もう少しgretlが普及しても良いんじゃないか?」と思っています。ちなみに、前任校で農業経済専攻学生向けの計量経済学の授業を担当していた時は、gretlで分析を実践して貰いました。

もちろん、ボクのゼミは、計量経済学のゼミではないので(ウチは「食の経済学」というテーマだYo!)、この後、農業経済や食料経済の研究に進みます。

ところで、実は今までは、ボクのゼミは、どちらかと言うと理論や計量に関心が薄いゼミ生が多かったため(現実問題への関心はもちろんあるけど)、「自分で原理を理解していない手法は使うべきでない」と言うことで、卒論で計量的方法を使うことを奨励して来なかったのです。

しかし、卒論のテーマは多様で良いのですが、単に既存文献を整理したものが多くなってしまい、記述統計すら自分でやらないで文献やネットからの引用で済ます学生さんが増えて来まして、「そんなんでいいのか?」とちょっと反省してしまったのであります(教員の責任だよね)。

とにかく、最低限の分析スキルは身に付けて卒業していただけるよう努力します。

愛妻との食卓の話題もエビデンスを重視します(嘘)。
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コメント

 原理と仕掛けとツールとしての使いこなしは大切ですね。と言いつつ、t検定でもツールとしてしか使えない、入門書程度の理論しかわかっていない私ではありますが。以前ウチの職場には農業統計学の大御所がおられて、一杯やりながら私が大学院の時の授業で実践に力点を置いた統計を習った、と話したところ、どのように習ったか、等結構興味を持っておられました。大学での統計はどうしても理論に偏るからでしょうか(泣きました・・・)。世の中、テンプレートを元にした定性的な掛け声ばかりが蔓延して、定性的な思考もろくにされない中、統計を使って定量的に物事が判断できる人を育てる、と言うのは非常に意義深いことだと思います。ただ安直にデータサイエンティストやビッグデータを扱える人に成れるかとか下心で来ている学生さんがいないといいですが、それは選考で落とされてますよね。

Re: タイトルなし

M氏さま、コメントありがとうございます。
文系の学生さんに、正攻法で推測統計の基本原理からきちんと教育しますと、使うことができるレベルに達する前に挫折してしまう危険があります。かと言って、既成の統計パッケージをガンガン使わせて、「原理はとりあえず置いておいて、とにかく慣れよ」的なことをしても、本当の意味での分析力は身につかないし危険だ(と思う)・・・と言うわけで、現任校に着任してからは(必ずもしも理論的でもない)定性的議論に終始する安直なゼミ運営をしてきました(現任校では、基幹科目を担当していないという「気楽さ」もありました)。
しかし、問題意識だけ持たせても、それをちゃんと実証的に分析できなければ意味が無い(と思います)ので、遅まきながら定量的に物事が判断できる人材を養成しようと思った次第です。
なお、ゼミ選考の面接をしますと、ゼミのテーマである「食」への関心から志願している学生さんが主で、安直にデータサイエンティストに・・・というような下心を持つ学生さんは居ないようです。

>安直にデータサイエンティストやビッグデータを扱える人に成れるかとか下心で来ている学生さんがいないといいですが、それは選考で落とされてますよね。
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Author:プリティラヴ博士(DPL)
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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