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色々ありますが12月です

小島寛之氏の新刊『完全独習ベイズ統計学入門』(ダイヤモンド社)を読んでいますが、これ分かり易いなあ~。今まで読んだベイズ統計の入門書の中では一番分かり易い。授業でも使える感じ(と言っても、ボクはベイズ教える機会無いけど)。

と言うわけで、関係無いけど、小島寛之氏の本(ボクは小島氏のファン)に言及した過去記事を貼りましょう(ちょっと色々あって帰宅が遅れたので、日付変更前に記事が書けなかったんだよ)。

---ここから過去記事再掲---

まだ愛妻不在なので,昨日の夕食も一人で学食で済ませました.侘びし~.愛妻からのメールだけが楽しみです.

さて,隙間時間に小島寛之『文系のための数学教室』(講談社現代新書,2004年.ちなみにハウツー本のようなタイトルですが,その類の本ではありません.所謂理系の人が読んでも面白い本だと思います)を読んでいたのですが,「距離空間」についての解説の中で,次のような言葉が紹介されていました.

『狭い日本の国土をもっと広く使うためには,すべての電車の速度を半分に落とせばいい.そうすれば,国土を今の四倍に使うことができる』(同書p.101)

これは,小島氏の師匠の宇沢弘文氏の言葉だそうです(宇沢氏は経済学界のビッグネームですね.DPLは大学院生時代に一度だけ宇沢氏のご講演を聴いたことがあります.司会は佐和隆光氏でした.考えてみれば豪華なメンバーですね.あれは大学祭の企画だったかな?テーマは忘れました).

要するに2地点間の距離を「時間距離」で測るならば,電車の速度を半分にするということは,2地点間の距離が2倍になるということであり,すべての地点間の距離が2倍になるということは,面積はその2乗,すなわち4倍になるという理屈ですね(と言うような解釈を小島氏は書いていました.間違って要約していましたらごめんなさい).

一瞬,「うん?」と騙されたような気分になる理屈ですが,小島氏は以下のように『単なるしゃれや皮肉ではない』と書きます.

『たとえば,東京と名古屋が2時間で結ばれなければ,東京-名古屋間の移動中,どこかで中継や休憩が必要となり,そこに自然に宿場町が栄えるでしょう.あるいは,工場や企業も誘致されることになるでしょう.なまじ東京-名古屋間が短時間で結ばれていると,経済はその2都市に集中し,間の土地は不毛地帯になりかねません.高速移動の発明は必ずしも豊かさを約束するものとはいえない,そんな問題意識が宇沢の論の背後にあるのだと理解しています』(同書p.103)

宇沢氏の真意が小島氏の言う通りであるとすれば,これは傾聴に値するご意見であると思います.地域開発を大学で講じている身としましては,チクチク刺激されるものを感じます.以前このブログで書いた地下鉄や飛行機に感じているDPLの違和感にも通じるような気もします.もう少し,掘り下げて考えてみたくなりました.


---再掲ここまで---

やっぱりチクチク来るなあ。
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Author:プリティラヴ博士(DPL)
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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