憧れの物理学
今、物理学の世界が熱いですねえ。
重力波の観測成功が、ハート庵の食卓でも話題になっています。たぶん、皆さんのお宅でもそうでしょう。
もともと、物理学に凄い憧れがあるのですが、ますます憧れてしまうなあ。と言うわけで、およそ一年前の過去記事再掲です。
---ここから過去記事再掲---
最近、またまた物理学の啓蒙書にハマっています。何だか定期的にマイブームがやって来るなあ。
特に、大栗博司氏の『大栗先生の超弦理論入門』(講談社ブルーバックス)とか『重力とは何か』(幻冬舎新書)がいいね。凄まじく面白い。
実は、両者ともに巷で評判の啓蒙書なんですね。知らなかったボクは超恥ずかしい。専門家は、「超ひも理論」より「超弦理論」という言い方を好むということを初めて知って、汗をかいたり・・・。
そもそも、『重力とは何か』を知ったのは、何日か前にキンドル日替わりセールで大幅値引きしていたからなのであります。値段だけ見て、ダウンロードしたところ、面白すぎて、あっと言う間に読み終えちゃった。
それにしても、大栗氏のものに限らず最近の物理学や宇宙論の啓蒙書って、面白い物が多すぎるなあ。これは実に困るのであります。
だって、「物理は学問の王様だ。物理を専攻すれば良かった」な~んて思ってしまって、物理学者じゃない自分が寂しくなってしまうじゃないですか!
それに、啓蒙書でわかったつもりになるのは危険だよね(ついつい、生半可な知識を愛妻を前に語ってしまうんだよねえ)。まあ、啓蒙書で学ぶ物理があまりに面白いので、専門書に手を出したら、まったく歯が立たなかった・・・ということがあって、すぐ自覚はしますけどね。
先ほども書きましたように、『重力とは何か』はキンドル日替わりセールの対象だったわけですが、同セールの対象になったフランシス・コリンズ『遺伝子医療革命』(NHK出版)も良かったし、クリス・パーディック『「期待」の科学』(CCCメディアハウス)も面白かったなあ。
キンドル日替わりセールは、圧倒的に興味のない本ばかり紹介してくるのですが、たまに以上のような本が対象になるので、無視できませんねえ。
---再掲ここまで---
それにしても、『重力とは何か』以上に分かりやすく書かれた啓蒙書は知りません。読んだ人も多いと思いますが、読んでない人はこの機会に読んでみて!
重力波の観測成功が、ハート庵の食卓でも話題になっています。たぶん、皆さんのお宅でもそうでしょう。
もともと、物理学に凄い憧れがあるのですが、ますます憧れてしまうなあ。と言うわけで、およそ一年前の過去記事再掲です。
---ここから過去記事再掲---
最近、またまた物理学の啓蒙書にハマっています。何だか定期的にマイブームがやって来るなあ。
特に、大栗博司氏の『大栗先生の超弦理論入門』(講談社ブルーバックス)とか『重力とは何か』(幻冬舎新書)がいいね。凄まじく面白い。
実は、両者ともに巷で評判の啓蒙書なんですね。知らなかったボクは超恥ずかしい。専門家は、「超ひも理論」より「超弦理論」という言い方を好むということを初めて知って、汗をかいたり・・・。
そもそも、『重力とは何か』を知ったのは、何日か前にキンドル日替わりセールで大幅値引きしていたからなのであります。値段だけ見て、ダウンロードしたところ、面白すぎて、あっと言う間に読み終えちゃった。
それにしても、大栗氏のものに限らず最近の物理学や宇宙論の啓蒙書って、面白い物が多すぎるなあ。これは実に困るのであります。
だって、「物理は学問の王様だ。物理を専攻すれば良かった」な~んて思ってしまって、物理学者じゃない自分が寂しくなってしまうじゃないですか!
それに、啓蒙書でわかったつもりになるのは危険だよね(ついつい、生半可な知識を愛妻を前に語ってしまうんだよねえ)。まあ、啓蒙書で学ぶ物理があまりに面白いので、専門書に手を出したら、まったく歯が立たなかった・・・ということがあって、すぐ自覚はしますけどね。
先ほども書きましたように、『重力とは何か』はキンドル日替わりセールの対象だったわけですが、同セールの対象になったフランシス・コリンズ『遺伝子医療革命』(NHK出版)も良かったし、クリス・パーディック『「期待」の科学』(CCCメディアハウス)も面白かったなあ。
キンドル日替わりセールは、圧倒的に興味のない本ばかり紹介してくるのですが、たまに以上のような本が対象になるので、無視できませんねえ。
---再掲ここまで---
それにしても、『重力とは何か』以上に分かりやすく書かれた啓蒙書は知りません。読んだ人も多いと思いますが、読んでない人はこの機会に読んでみて!
スポンサーサイト
コメント
Re: タイトルなし
M氏さま、こんばんは。
「こうした科学コミュニケーションが属人的なものではなく、研究者としての矜持のひとつにしなくてはいけないのではないか」というのは、まったく同感です。
現役バリバリの研究者が手を抜かずに書いた新書は読んでいて本当に楽しいですが、おっしゃるように、それを書くのは並大抵の努力ではないのだろうなあと感じます(本当に尊敬に値します)。
「こうした科学コミュニケーションが属人的なものではなく、研究者としての矜持のひとつにしなくてはいけないのではないか」というのは、まったく同感です。
現役バリバリの研究者が手を抜かずに書いた新書は読んでいて本当に楽しいですが、おっしゃるように、それを書くのは並大抵の努力ではないのだろうなあと感じます(本当に尊敬に値します)。
コメントの投稿
トラックバック
素粒子物理の嚆矢的には「はじめての超ひも理論」(講談社現代新書)があり、そのなかで論じきれていなかったことが、「強い力と弱い力」「重力とは何か」「『大栗先生の超弦理論入門」の三部作で明らかになった、と言う面でも楽しく読了しました。こうした科学コミュニケーションが属人的なものではなく、研究者としての矜持のひとつにしなくてはいけないのではないか、と襟を正すものでした。また、恐らくこの3部作のような啓蒙書を書くということは、専門に関しては何とでもなるけれど、私を含めた物理にセンスのない市居の読者に目線を合わせる、と言うことにものすごい労力を割いたに違いないありません。毛利衛氏は現役バリバリの研究者こそこうした本を書くべきだ、と言います。こういうときに目的が啓蒙であっても啓蒙・進歩主義的であってはならないと思います。そのように書くには私はまだ力が足らないです。
そして、100人か1000人かに一人かもしれませんが、軽い読み物や学校の特別授業枠の講義、そういったものの中で誰かに刺さるものを提示する、ということに手を抜いてはいけない、と、大栗先生はじめ数々の啓蒙書の著者や、私を科学の世界に引き込んだ吉田正太郎名誉教授(専門は光学でその啓蒙書も相当数書かれていますが、天文学の著作も多数あります)の、手軽な啓蒙書を読んだときの高揚感の反照として強く感じるのでした。