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I市のボタ山と言うことは・・・

松本清張の短編小説『真贋の森』を読んでいましたら、以下の記述が出てきました(『黒地の絵(傑作短編集2)』のKindle版の位置No.2711)。


東京から二十数時間も急行に揺られてI市に着くと、そこは町の中を軌道炭車が通っているような炭坑地帯であった。三角形のボタ山がどこに立っても眺められた。

I市とは飯塚市かなあ。と言うことは、このボタ山は、「筑豊富士」の異名を持つ住友忠隈炭鉱のボタ山なのでしょうか?

ところで、今、事情があって、ワタクシ、松本清張の作品の中で「ボタ山」が登場するシーンを集めています(松本清張とボタ山と言えば、名作『火の記憶』を思い出す人も多いかも)。

と言っても、膨大な作品群を順番に読んでいるだけなので、この作業、いつになったら完了するのやら(汗)。

そう言えば、それほど前ではない過去記事のタイトルが「松本清張とボタ山」だったなあ。ついでに過去記事を再掲しましょう。

---ここから過去記事再掲---

先日、松本清張『半生の記』を読んでいましたら、以下の記述が出てきました。

「家の近くに廃止になった炭鉱があった。あまり高くはないがボタ山がある。私は一番上の女の子を連れて、夜、その山の頂上に立ち、星座の名前を教えた。」(Kindle版位置No.1985/2241)

松本氏が作家になる前に小倉に住んでいた頃の話です(そもそも『半生の記』は作家になる前で終わっています)。

これを読んで、ボクは童話の中の一シーンのような情景を思い浮かべてしまいました(ボクも愛妻と星空を眺めたくなった)。

ところで、この廃鉱は小倉炭鉱であると思われます。

小倉炭鉱は、あまり資料が残っていない幻の炭鉱で、現在は本当に何の痕跡も残っていません(ボクは何年か前にこの辺りを歩き回りましたが、何も見つけることは出来ませんでした)。

その他、『半生の記』には、職場との行き来に鉄道線路を歩くシーンが出てきます。廃線になった添田線だと思われますが、これについては、また書きましょう。


---再掲ここまで---

後で訂正を出したけど、上の記事の中の「小倉炭鉱」は本当は「足立炭鉱」です。ワタクシの見立て違いでした。
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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