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もう少し唖然としたかったなあ

泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』(創元推理文庫)を読んで、すっかり亜愛一郎ファンになったワタクシは、ついに最終刊『亜愛一郎の逃亡』(角川文庫)を読みました。

以下の過去記事に引用している有栖川有栖氏の「〈一見、最も無意味でどうでもいい人物〉と思っていた人物の意味を知り、唖然とすることになる」という言葉が気になり、少し読み急いでしまいましたよ。

---ここから過去記事再掲---

先週、『日本経済新聞』日曜版連載の有栖川有栖「ミステリー国の人々」を愛読していることを書きました。今日の『日経』も引き続き、泡坂妻夫氏が紹介されていますが、今日のキャラクターは何と「三角形の顔をした老婦人」。

亜愛一郎シリーズを読んでいると(日経のこの記事に影響されて読み始めたのですが)、実際、「三角形の顔をした老婦人」が必ずどこかに出てくるんですねえ。有栖川氏同様、ボクも気付いて気になっていました(愛妻にも報告)。

たとえば、こ〜んな具合に登場(泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』創元推理文庫のKindle版位置No.2260)。



浜岡はきつね屋を出ると、すぐ客を拾い、新宿に向かった。三角形の顔をした洋装の老婦人で、小さな銭入れをしっかり握りしめ、メーターが上がるたびにびくびく身体を動かしていた。


実に何でもないけど、しかし、どことなくユーモラスな場面でしょう?

しかし、有栖川氏によれば、〈一見、最も無意味でどうでもいい人物〉であるこの老婦人は、亜愛一郎シリーズの全作品に登場するようです。シリーズの途中までしか読んでいないボクは、次はどこで登場するのかが楽しみなのであります。

ところで、今日の有栖川氏の記事には、もっと気になることが書かれていました。『亜愛一郎の逃亡』の最終話で、この「〈一見、最も無意味でどうでもいい人物〉と思っていた人物の意味を知り、唖然とすることになる。ーその前にもっと驚くことがあるのだけれど。」だそうです。

チョー気になるじゃないですか!最終話から読んでしまおうか・・・。


---再掲ここまで---

「なるほど、こう来たか!」という結末でしたが、予想の範囲内ではありましたので、唖然とはしなかったのであります。正直言いますと、もう少し唖然としたかったなあ(でも、面白かったので読んで良かったと思うYo!)。
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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