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この本も買い忘れていたが廃道ファン必読だ

この本も昨夏に出ていたのに買い忘れていました(汗)。

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著者の平沼義之(ヨッキれん)氏が運営される超有名な廃道探索サイト「山さ行がねが」(http://yamaiga.com/)が文庫化されたものです。

もちろん、同サイトには膨大な情報が含まれていますので、それを文庫一冊に収めることは物理的に不可能ですし、紹介されている廃道も限られているのですが(平沼氏は1000本以上の廃道を探索されているそうですが、本書で紹介されているのは、そのうちの8本)、廃道探索の魅力がぎゅ~っと圧縮されて詰まっている感じです。

そう言えば、同氏が関与された廃道ムックの紹介を、このブログで5年以上前にしていました。ついでに再掲しましょう。

---ここから過去記事再掲---

DPLの好きなサイトに「ヨッキれん」氏による「山さ行がねが」(http://yamaiga.com/)があります.「廃道・廃線・隧道・林鉄・酷道・険道 交通遺構を探険するオブローダーの記録」とトップページに書かれていますように,その筋のマニアのためのサイトです.このサイトの主「ヨッキれん」氏が実は今日ご紹介する本(ムック)の著者の一人平沼義之氏です(「ヨシユキ」だから「ヨッキ」なのか!今初めて気がついた).

自動車やバスで山間部の一般道を走りますと,トンネルに出会う機会が多くなります(DPLは以前,中山間地域を研究対象にしていたので,山間部によく行きました).二車線以上のトンネル(比較的新しいものが多い)の場合には,ほぼ必ずと言ってよいほど,そのトンネルの入口の少し手前から細い道(トンネルが出来る前の旧道)が分岐しています.その道は通行止め(要するに廃道ですね)になっている場合も少なくなく,場合によっては車一台の幅の廃隧道(廃道の場合,「トンネル」よりも「隧道」の方が感じが出ますな)の坑口が顔を覗かせている場合もあります(「痺れる」風景です).

このような場面に遭遇するたびに,「旧道の方に行きたい」とDPLは思うわけですが,自動車免許を持たないDPLは運転は他人任せなので(多くは愛妻の運転.公共交通機関のない地域に行くときは本当に愛妻頼み),さすがに遠慮してしまいます(この時だけ,運転免許をとっておけば良かったと思います.まあ一瞬そう思うだけですが).しかし,気がついた時には,トンネルに進入してしまっていることが多いので,そもそも手遅れですけどね.

自分のことばかり書きましたが,今日ご紹介する本(ムック)は,DPLのような人間の心をくすぐる憎い書物です.特に廃隧道に関するレポートが充実しているように感じます(下の写真のように表紙もやはり廃隧道です).廃墟の中でも廃隧道は,穿たれた暗い穴から危険な香りが漂い,格別の味わいがあるとDPLは思いますが,多くの人にとっても多分そうなのでしょう.ポータルの意匠など芸術的要素もありますしね.

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紹介された事例は29件です.勿論,それぞれに貴重な写真入り(普通はなかなか近づけない場所の写真という意味でも).是非,現物を手にとって,写真を見ながらじっくり読んでいただきたいと思います.しかし,決して「自分も現地に行ってみよう」などと思ってはいけません.危険です.著者達は半端ではないのです.

それぞれの事例紹介を読む(見る)ことも楽しいのですが,本書の中で,とりわけDPLが感動したのは,「廃道ができるまで」という論考です.著者の一人永冨氏は次のように書きます.「数多くの廃道を歩いていると,廃道の状態は経年と関係があるように感じる部分と,そうでない部分があることが実感できる.でも「植生遷移」ということもあるし,おおよその部分で傾向はあるはずである.すなわち,廃止後t年の廃道を数式で表すことは可能か?」(p.88).

そして,永冨氏は,以下のような数式を提案します(p.89).

廃道方程式

hは廃道度,tは経過時間,αは最終的に落ち着く廃道度=終末廃道度,βは廃道抑制係数,λは廃道減衰係数だそうです.永冨氏は実際にパラメータを求めているわけではありませんが,こういう真面目なのか遊びなのかわからない論考というのはDPLは大好きです.

今日ご紹介した本
平沼義之・永冨謙著「廃道本」(実業之日本社,2008年)


---再掲ここまで---

そう言えば(「そう言えば」が多いな…)、以前にここで平沼氏の廃道ビデオ『廃道クエスト』を紹介しましたが、レクチャーがとても上手い人であるという印象があります。未見の方は、こちらも是非という感じです。
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Author:プリティラヴ博士(DPL)
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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