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現代新書は昔の表紙が好きでした

講談社の現代新書はブルーバックスと並んで、昔から好きでした。高校時代にも良く読みました。

その中でも思い出の一冊がコレ。再掲です。

---ここから過去記事再掲---

DPLは往生際の悪い人間が大嫌いです.今日のただ事ではない蒸し暑さは,この「夏」の「往生際の悪さ」を感じさせます(いつから「夏」ってこんなに往生際が悪くなったのでしょう?).今年の「夏」は「ふてぶてしい」とは思いましたが,ここまで「往生際が悪い」と憎しみの感情すら覚えます.

このような具合ですから,今年は夏バテした人が多かったようですが,DPLと愛妻は食欲が一向に衰えなかっただけありまして(まあ~愛妻の食べること食べること.体重比から言えばDPLより食べている筈),お陰様で健康そのものです.それでも残暑は嫌!

さて,最近時々,青春の読書を話題にしますが,下の写真もその一冊です.

人間社会のゲーム理論_convert_20100922155153

以前,ここでご紹介しましたアメリカ数理科学研究委員会編『数理科学の世界』で,ゲーム論の存在を知った高校生DPLが,「ゲーム論って何だろう?」と思って次に読んだ本です.

本書は,かなりの初心者向けに書かれた本で,高校生にも楽しく読めました(行列式を使った説明は一寸苦しかったのですが).「かけひき」を分析的に捉えることがとても面白く感じましたし,社会をモデル化して分析する楽しさの一端も垣間見ることが出来ました.

著者の鈴木光男氏は,我が国にゲーム論を紹介したパイオニア的存在として大変有名です(少々前の世代になると思いますが,勁草書房や共立出版から出ていた鈴木氏著の教科書でゲーム論を勉強した人も多かったようです).

著者紹介には「東北大学経済学部卒業.東京工業大学理学部教授」とありましたが,高校生DPLはこれを見て,「理転した珍しい人なんだ」或いは「専門を変えた人なんだ」程度に思い(DPLの「早合点」です),経済学とゲーム論の関係に注目することはありませんでした.ご承知のように,ゲーム論は今日の経済学とは切っても切れない関係にありますが,高校生DPLは,両者を別物と考えていたようです.

ところで,DPLはこの本を,まったくの「趣味」で(「知的娯楽」として)読みました.それで,楽しんだ後は,しばらくゲーム論のことは忘れていました.

しかし,農学部の3年生の時に,学科の資料室で何気なく手にとって,読み始めた天間征『定量分析による農業経営学』(明文書房,1979年)の中で,ゲーム論を農業経営計画に応用する話が出てきました(ちなみに,著者の天間氏は,以前このブログで紹介しましたね).「ああ,こんなところにゲーム論が!」と旧い知人に出会ったような気分になりました.

結局,DPLが研究でゲーム論を使うことはありませんでしたが,今でも「経済地理学」や「地域経済学」の授業で,ホテリングの空間的競争モデルを説明したりする時に,本書で紹介されていた立地ゲーム(第4章第5節)のことを思い出したりします.

鈴木氏は,本書に限らずゲーム論の啓蒙書や教科書を沢山書いておられますが,どれをとっても鈴木氏の「学問に対する情熱」がビンビン伝わってくるような熱い書き方をされています.

以前,古本屋で買い求めて読んだ安井琢磨編著『近代経済学と私』(木鐸社,1980年)の中で,我が国を代表する理論経済学者であられた故・安井琢磨氏が,弟子の鈴木氏を評して『ゲーム論は彼の学問の骨格を形成しているといってもいいくらいになっていると思います』(p.134)と述べられていますが,鈴木氏の書いた物を読みますと,氏のゲーム論への「愛」のようなものが感じられます.

DPLも,学問への「愛」が受講者に伝わるような授業をしたいのですが,これがなかなか鈴木氏のようなわけにはいかないのが辛いところです.頑張ろう.

書誌データ:
http://www.amazon.co.jp/dp/4061156365/

---再掲ここまで---

上の表紙の写真は昔の現代新書の装丁です。昔と言っても、ウィキペディアによれば1971年からの二代目のようです(85年から三代目。今は四代目)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/講談社現代新書

初代の装丁は知らないのですが、ボクはこの二代目の装丁が好き。元に戻してくれないかなあ~。
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Author:プリティラヴ博士(DPL)
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いまも愛妻に心のトキメキを覚えるハート庵主人・プリティラヴ博士(DPL)が,皆さまに「愛」の御福分けをいたします.愛妻家および愛妻家ファン必読!過去記事の一覧はこっちだよ.
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DPLのプロフィール:愛妻家,甘党男子,散歩家,鉄道青年,活字中毒者,長髪ピンク野郎,英国かぶれ,農学博士,自称経済学者,大学教授(もと経済学部長),馬術部長(残念ながら乗馬経験はありませんが,象にはインドで乗りました)など.主に大阪周辺をチョロチョロしています.

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